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ヒット作になりえる作品タイトルのつけかた(1)

どうも井上ジェット(@jetinoue)です。
今日は、ヒット作となりえる映画やマンガ、アニメ等の「作品タイトル」のつけかたについて説明します。もし興味があれば読んでください。3つのコツを書きますがまず1つめです。
(※後半(2)はこちら http://jetinoue.jugem.jp/?eid=223

●ヒット作になりえる作品タイトルのつけかた(1)


まず、作タイトルは、読者へ作品の匂いを伝える最初のツールで、ティーザー(興味付け)的な役割があり、作品がリリースされた後もずっと使われます。テキストなどの表示のみで記事が書かれる場合もありますからタイトルは作品のヒットの鍵の一つであるといえます。
 近年のコンテンツ過多な日本では、数字を牽引できる作品タイトルを検討することも必要で、作品のポテンシャルがあれば、作品タイトルはそれらを引き出す役割になります。


3つのメソッドで示します。
そのまず1つめです。


(1)


★「と」や「の」の接続語の効果。「の」を使うのが良い理由。

「の」が入ったタイトルでヒットしている作品は「ショーシャンクの空に」「塔の上のラプンツェル」「ハウルの動く城」「のび太の大魔境」等があり、他にもたくさん思いつきますよね。「の」がついた作品タイトルは、ユーザーの許容値が高まり、作品のポテンシャルを引き出します。また逆に「と」を使うときは注意が必要です。それはなぜでしょうか。

 「の」が使わている作品タイトルが、ユーザーの許容値を高めるとはどういうことでしょうか。許容値とは親しみや親近感があるということを含み、ユーザーが作品を受け入れやすいというものです。
 さらに「の」を入れた作品タイトルが、作品の物語を想起されるものはさらに良いタイトルといえます。作品タイトルが、物語を想像する入り口まで誘ってくれることは、作品をヒットさせることに効果的です。「天空の城ラピュタ」などのように、主人公などが何を目的として物語が進むかが、なんとなく想像できるためです。これはハリウッドシナリオ術でいうところの、セントラルクエッションの効果と同じです。タイトルから、物語のセントラルクエッション(主要な目的)が感じられると、お客さんの視聴動機は高くなるといえます。「愛と青春の旅立ち」や「ジョジョの奇妙な冒険」も同じように言えるのではないでしょうか。物語の行き先がわかることは、遠足の目的地や旅の目的地がわかることと同じで、お客さんは安心して旅を楽しむことができるのです。そのため許容値が高く親しみを得ることができます。

「アナと雪の女王」の場合はどうでしょうか。
これも、「の」の効果が現れているタイトルといえます。「アナと雪の女王」についてはタイトルが数字を牽引したものと言えるかはわかりませんが、二人の女性が出てくるか、アナが雪の女王に関係あることがタイトルから推測できます。それはドラマでその関係が描かれるのだろうとお客さんは潜在的に推測します。(※ちなみにブログを書いている私はまだアナと雪の女王を見ていませ。)アナと雪の女王に関しては、作品の内容もすばらしくプロモーションもしっかり行われたので大ヒットとなっているでしょうから、タイトルがどのくらい寄与したかは計り知れません。

 クイズです。覚えている人も多いと思いますが、ディズニー映画の以下のタイトル、どちらが正しい邦題だったでしょうか。

「カールじいさんと空飛ぶ家」、「カールじいさんの空飛ぶ家」

 この2つは意味がずいぶん変わってきますね。空飛ぶ家が誰のものであるかということは、お客さんへの興味を作っているでしょう。「と」の場合は、空飛ぶ家が誰のものかわかりませんが「の」でしたら、おじいさんのものであることはわかります。正解は「の」のほうです。


★「と」を使ったタイトルは、注意が必要。

「ヒックとドラゴン」はどうでしょうか。
 現在では「ドラゴン」は多種多様に表現されており、ドラゴンがどのようなものかを想像できません。ヒックが何者であるかもわかりませんし、この物語がどこへ向かっているかもわかりません。「ヒックとドラゴンの大魔境」などのほうが良かったかもしれません。

「プリンセスと魔法のキス」という作品は、最悪のタイトルのつけかたと言えるかもしれません。そんな作品知らないよ!という方、これは「塔の上のラプンツェル」の1作前のディズニー長編作品です。「プリンセスと魔法のキス」は世界的にはそこそこの興行収益を得ているようですが日本では思ったより高い成績ではなかったようです。ウィキペディアの情報では、この作品が次回作「塔の上のラプンツェル」の原題を変更する原因になったと書かれています。ラプンツェルのほうは記憶に新しく、日本でも前作よりヒットしています。「プリンセスと魔法のキス」の、よりよいタイトルを想像してみましょ。例えば…「ティアナの魔法のキス」、「ティアナとカエルの王子様」、など…むーん、なかなか難しいですね。作品の内容に強い個性を作り出せていないことや、モチーフとなっているカエルが万人が好む生き物ではないのでそもそも日本では難しい作品なのかもしれません。タイトルだけから想像したときに、カエルとキスしたくないですもんね。日本では「緑色の生き物が主役の作品」はヒットしないというジンクスがありますので例にあてはまらないかもしれません。

●「塔の上のラプンツェル」のタイトルをいじってみましょう。

「塔とラプンツェル」これだとまったくダメですね。放題の「塔の上の…」は塔の上にラプンツェルがいるのだと想像できます。ラプンツェルはなぜ塔の上にいるのだろう?と考えるに到るので原題は魅力的ですね。
「長い金色の髪のラプンツェル」というタイトルならばどうでしょうか。実はタイトルはだいたいキービジュアルと一緒に目にするので、金色の髪を持つということは絵で伝わるので、題名に入れる必要がないのです。

「塔の上のラプンツェル」は主人公キャラクターが有名であり、金色の長いキャッチーな髪であることも含めてとても個性的な内容であることも含めて、題名はとても良いものだったと言えますね。


●ジブリ映画のタイトルはどうでしょうか。
 ジブリ映画位の次回作は「思い出のマーニー」です。「の」ですね。思い出ということは、過去のお話でしょうか。マーニーという女性?が出てくる?誰かの思い出、それは誰?という推測は潜在的にできています。ヒットするタイトルとなっているとズバリいえます!さてどれほどヒットするでしょうか。
→結果…「思い出のマーニー」映画興行収益は約35億円でジブリとしては控えめのヒットでした。
夏休みでヒットを狙う作品としては、大人のアニメにしすぎた内容がこの数字にしたのでしょうか。


●タイトルとキービジュアルはセット
ほぼすべてのタイトルは、作品タイトルと一緒にポスターなどのキービジュアルを目にします。それらはコンビでお客さんに届き、それを一緒に見たときに、美味しそう(楽しそう)、見に行きたい!と感じることが大切です。作品のポテンシャルを引き出すタイトル、ポスターを作りたいですね。

じつは「プリンセスと魔法のキス」のタイトルがあまりよくない理由はもうひとつあるのです。それは「概要的な単語」を使っていることなのです。「プリンセス」「魔法」などがこれにあたります。概要的な単語を多く入れると、作品タイトルは平凡化して個性を失い、ユーザーの視聴意欲を高く持てません。
長くなりましたので、これについては、また別のエントリーで、2つめ、3つめのタイトルのつけかたで説明したいと思います。

ちなみに「ラルーの呪いのベルト」という作品タイトルは、どう思いますか?面白そうかどうかの、感想を是非おしえてくださいね!

つづく
※後半(2)はこちら http://jetinoue.jugem.jp/?eid=223

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