TVアニメ「悪の華(惡の華)」カット数分析

どうも井上ジェット(@jetinoue)です。
TVアニメ「悪の華」が
ロトスコープなどの手法を使っていると話題です。
ロトスコープというのは実写の映像の動きを1枚1枚書き出したものを
鉛筆などでなぞって作画してアニメにするというものです。
昔のディズニー作品などでも使われていたというものです。

井上は今回作品をみて、1話の制作費や、作画労力が
どんなものなのだろうかと知りたいと思いました。
そこでカット数をだいたい数えてみて、そこから
制作の労力を考えてみようと思いました。

※尚、専門用語についてはこちらをどうぞ
http://www.inouejet.com/camera/


まずは数えてみたカット数です。
※数えましたが正確さは”ほぼ”の数字です。
※OP/EDカットは除く本編のみ

第1話
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(ア)ロトスコープでの作画カット数
104cut
(そのうち4人以上のモブシーン=約15cut)
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(イ)作画枚数が少ないカットやトメ絵カット
※ロトスコープでも比較的枚数が少ない10枚以内程度のもの
55cut
-----------------------
(ウ)BGオンリー
43cut
-----------------------
計約=200cut
(そのうちDN及び兼用カット&LO兼用カット=57cut)
-----------------------

です。
実質170cut分くらいの労力でしょうか。
BGオンリーが43カットもあります。
ロトスコープで作画した1カットの平均時間が
4秒だとします。3コマ打ちでロトスコしていると
したら1秒=8コマ×4=32枚
モブカットの多くは、Aセルのみの作画で
すませていると考え、ときどきBセルやCセルも
使っていると考えて1.5倍した数字にしてみます。

1カット48枚と想定します。

48枚×(ア)104=4992枚
1カット平均30枚くらいなら=3000枚くらいです。
1カット平均80枚くらいなら=8000枚くらいです。
そこそこの数字になるような気もします。

ただし背景美術の枚数が低減されていたり
カット数も200くらい=通常より100カット少なく、
100cut分のLO予算が下がるし、背景の費用も半分
くらいなのではなんてことも思います。
実写レタッチなのかもしれません。(※実写レタッチではなく、実写LO→手書き背景とのこと)

音声収録は、ガンマイクで収録とwikiにあるので
実写を撮影時に同録していると思われます。
音が響いているのでスタジオ撮影が多いのではと感じました。
背景は別でロケしているものを、実写合成し
実写編集後に、書き出して作画をしているのかもしれません。
つまりLOはできているし、BGオンリーカットは
原図は写真になりLO作画マンが作画していない可能性があります。



さらに数えたものがあります。
-----------------------
ロトスコープを使っていて5秒以上の尺のカット数
約32cut
そのうち10秒以上あるカット数
約9cut
-----------------------

20秒くらいのロトスコープカットも数カットありました。
本を忘れて取りに帰るシーンなど。

ほぼ数えたので、正確ではないですが
目安にはなります。

ゼクシズさんですから
パイプラインを上手に組み立てて
通常の予算程度でできるようにしているように感じました。
さらには、役者が入りますし、LOで修正が
なさそうだったり、ちょっと楽しそうですね。


以上、本編を見て推察したレポートでした。

--追記---------
実写撮影部分ですが桐生市のページに
ロケ風景の写真がありました。
http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/doc/5AA3E4B205FE7DA649257B3B000D1C9F?OpenDocument

さらに4月27日のイベントでは
実写本編の上映もあるようです。
DVDにも収録されるのでしょうか。
興味がありますね。
http://akunohana-anime.jp/20130410.html


背景作画に関して、背景はポスターカラーによる手書きとのこと。
写真レタッチではない。
写真などでレイアウト(原図)がありそこから背景を起こすとのこと。
いやはやすごい!



『惡の華』DVD 第一巻



惡の華(3) (少年マガジンコミックス)



ボードレール、悪の華 (新潮文庫)




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富山とメーティー・ポーキーの制作

  先日は富山県のほうは伺ってきました。富山のみなさんはとても良い人たちばかりで、なんというステキナところだろうと思いました。富山水辺の映像祭の伊藤さんはじめみなさまにも暖かい言葉をいただき今後もがんばっていきたいと思います。

 ネコリーマンはエンタメ性が高い作品としているせいでしょうか映像がはじまると親子の方が指出して見てくれます。リアクションがとれるアニメになっています。「子どもは自分で答えを勝手に見つける」のでネコリーマンにはネタがあっても答えを配置しない内容にしたつもりです。

 ジェットは富山から、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府と、鈍行列車で移動して各地を見てまわってきました。ジェットはゆっくり進んで人が見える鈍行が好きです。


前置きがながくなりました。


次回作のメーティーポーキーですが、現在着実に制作は進んでおりますがまだ始まったばかりでもあります。ジェットはいろいろな人に制作に参加してもらいたいと思っておりますのでもしも興味がある人がいましたらぜひ連絡ください。制作面ではなく、イベントのお手伝いのようなスタッフでも可能です。
こちらから、気軽に連絡してください。


PS:11月26日は北信濃の小布施というところに行くかもしれません。

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10/9取手野外映画祭の野外上映が楽しみです

10月9日(日) に茨城県の取手で開催される取手野外映画祭にて、アニメ「ネコリーマン」の4分編集取手特別版が入選しまして、夜の日が沈む頃に野外上映されます!野外上映が楽しみです〜♪
今回は野外上映なのできっと親子や家族が見に来るんだろうなと思いましたから、楽しい内容のネコリーマンを送りたいと思って4分に編集して送りました。”映画祭”はお祭りだから賑やかで楽しくする力添えができればと思ったんです。コンテストというより映画祭ですもんね。映画祭の中にコンテストが含まれる。みたいな!


10月9日は取手で楽しんできたいと思います。上映は17時過ぎくらいから。300円で入場できます。1000円で入場するとショートフィルムの投票もできるみたいです。グランプリなどは投票で決まるとのこと!ネコリーマンがんばれ〜(^O^)/


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